【2026年最新】ANA国内線のキャンセル手数料を運賃別に徹底解説|新運賃シンプル・スタンダード・フレックス対応

ANAの国内線航空券をキャンセルする際、いくら手数料がかかるかは運賃種別搭乗日によって大きく変わります。とくに2026年5月19日からANA国内線の運賃がリニューアルされるため、搭乗予定日が5月18日以前か5月19日以降かで適用されるルールが異なります。

本記事では、現行運賃(ANA FLEX / VALUE / SUPER VALUE)と新運賃(フレックス / スタンダード / シンプル)のキャンセル手数料を運賃別・時期別に整理し、エアトリ経由で予約した場合の追加費用も含めて解説します。


ANAのキャンセル手数料の基本構造

キャンセル時にかかる費用は2種類(航空会社の取消料+エアトリ取消手続手数料)

ANAの国内線航空券をキャンセルする際、かかる費用は主に以下の2つです。

  1. ANAの取消手数料(航空会社が定める手数料)……運賃種別とキャンセル時期によって金額が決まります
  2. エアトリ取消手続手数料2,800円(税込)……エアトリ経由で購入した場合に別途かかる手数料

ANA直営で購入した場合は1のみ、エアトリ経由で購入した場合は1+2が合計でかかります。ANA都合の欠航・遅延であっても、エアトリの取扱手数料・事務手数料は返金対象外です。

運賃種別と搭乗日によって手数料が大きく変わる

取消手数料は、どの運賃で購入したかいつキャンセルするか(出発前か出発後か、搭乗日の何日前か)によって大きく異なります。安い運賃ほどキャンセル手数料が高く、キャンセル時期が遅いほど手数料が高くなる傾向があります。

なお、入金前のキャンセルは手数料不要です。コンビニ決済などで入金期限前であれば、そのままキャンセルするだけで費用はかかりません。


【2026年5月18日までの搭乗便】ANA現行運賃のキャンセル手数料一覧

2026年5月18日までに搭乗する便には、現行の運賃体系(ANA FLEX / ANA VALUE / ANA SUPER VALUE)が適用されます。各運賃の取消手数料は以下のとおりです。

以下の金額はANAが公開する運賃規則に基づきます。詳細はANA国内線運賃のご利用についてもご確認ください。ANA国内線の運賃や変更・払戻ルールの基本については、ANA国内線航空券の変更・払戻ルールまとめでも解説しています。

ANA FLEX(A〜D)のキャンセル手数料

ANA FLEXは最も柔軟性の高い運賃です。

キャンセル時期 取消手数料
出発時刻前 なし(無料)
出発時刻以降 税抜運賃額の30%

ANA FLEXは予約の変更も無料でできるため、キャンセルする前に別日程への変更を検討するのも一つの手です。

ANA VALUE(A〜D)のキャンセル手数料

キャンセル時期 取消手数料
出発時刻前 税抜運賃額の30%
出発時刻以降 税抜運賃額の50%

ANA VALUEは出発前でも30%の取消手数料がかかります。安価な運賃ではないものの、キャンセル時の負担も考慮に入れておく必要があります。ANA VALUEの特徴や他運賃との比較はANA航空券の運賃種別の違いを徹底比較でも詳しく解説しています。

ANA SUPER VALUE(A〜D)の段階別キャンセル手数料

ANA SUPER VALUEは、キャンセル時期に応じて取消手数料が段階的に変わります。

キャンセル時期 取消手数料(目安)
搭乗日の62日前以前 なし
搭乗日の32〜61日前 税抜運賃額の約10%〜
搭乗日の21〜31日前 税抜運賃額の約20%〜
搭乗日の14〜20日前 税抜運賃額の約30%〜
搭乗日の7〜13日前 税抜運賃額の約40%〜
搭乗日の2〜6日前 税抜運賃額の約50%〜
搭乗日の前日 税抜運賃額の約55%〜
搭乗日当日(出発時刻前) 税抜運賃額の約60%〜
出発時刻以降 払戻不可(税抜運賃額の100%)

※ANA SUPER VALUEはA〜Dのタイプにより取消手数料の割合が異なります。お手持ちの航空券の詳細はeチケットお客様控えまたはANA予約確認ページでご確認ください。

出発前と出発後で手数料がどう変わるか

すべての運賃において、出発時刻を過ぎてからキャンセルすると手数料が跳ね上がります

  • ANA FLEX:無料 → 30%
  • ANA VALUE:30% → 50%
  • ANA SUPER VALUE:約60%〜 → 100%(払戻不可)

出発時刻を過ぎるとANA SUPER VALUEは事実上全額没収となります。出発前のキャンセルが原則です。


【2026年5月19日以降の搭乗便】ANA新運賃のキャンセル手数料一覧

2026年5月19日搭乗分以降、ANA国内線の運賃がフレックス / スタンダード / シンプルの3種類にリニューアルされます。新運賃の取消手数料は以下のとおりです。

以下の内容はANA公式サイト「航空券の各種手数料について(国内線)」に基づきます。

フレックス運賃のキャンセル手数料

キャンセル時期 取消手数料
航空券購入後〜出発時刻前 500円
出発時刻以降 税抜運賃額の100%(消費税・PFCのみ返金)

フレックス運賃は出発前のキャンセルが実質500円のみで済むため、予定が変わりやすい方に最もおすすめです。予約変更も無料で可能です。新運賃の各運賃がどのような方におすすめかはANA国内線 新運賃シンプル・スタンダード・フレックスを徹底比較で詳しく解説しています。

スタンダード運賃の段階別キャンセル手数料

キャンセル時期 取消手数料
航空券購入後〜搭乗日45日前 税抜運賃額の約10%
搭乗日44日前〜搭乗日28日前 税抜運賃額の約20%
搭乗日27日前〜出発時刻前 税抜運賃額の約30%
出発時刻以降 税抜運賃額の100%(消費税・PFCのみ返金)

スタンダード運賃は、45日前までなら約10%で済みますが、27日前を切ると約30%に上がります。ANAは「迷ったらスタンダード」を推奨しており、バランスの取りやすい運賃です。

シンプル運賃の段階別キャンセル手数料

キャンセル時期 取消手数料
航空券購入後〜搭乗日45日前 税抜運賃額の約20%
搭乗日44日前〜搭乗日28日前 税抜運賃額の約40%
搭乗日27日前〜出発時刻前 税抜運賃額の約60%
出発時刻以降 税抜運賃額の100%(消費税・PFCのみ返金)

シンプル運賃は最安値の運賃ですが、キャンセル時の手数料負担が最も大きくなります。45日前を過ぎると20%以上、27日前を切ると60%もの取消手数料がかかるため、確実に搭乗できる場合のみの利用が前提となります。セール運賃もシンプル運賃と同率の取消手数料が適用されます。

現行運賃からの主な変更ポイント

2026年5月19日の運賃リニューアルによるキャンセル関連の主な変更点は以下のとおりです。

項目 現行運賃 新運賃
最安値運賃の取消手数料(45日前超) 無料〜約10% 約20%
柔軟運賃の取消手数料(出発前) 無料 500円
出発後の取消手数料 30〜100%(運賃別) 全運賃100%
手数料の区分閾値 62/32/21/14/7/2/前日/当日 45/28日前

新運賃では区分が45日前と28日前の2段階にシンプルになった一方、最安値運賃(シンプル)の取消手数料の初期段階が約20%と現行より高くなっています。


キャンセル手数料のシミュレーション例

具体的な金額をイメージしやすくするため、いくつかのパターンでシミュレーションします。ここでは片道運賃額(税抜)を20,000円と仮定します。エアトリ経由で予約した場合は、ANA取消手数料に加えてエアトリ取消手続手数料2,800円(税込)がかかります。

現行運賃:ANA SUPER VALUEで30日前にキャンセルした場合

  • 片道税抜運賃:20,000円
  • キャンセル時期:搭乗日の30日前(21〜31日前の枠)
  • ANA取消手数料:20,000円 × 約20% = 約4,000円
  • エアトリ取消手続手数料:2,800円
  • 合計負担:約6,800円(返金額 約13,200円)

新運賃:シンプル運賃で45日前にキャンセルした場合

  • 片道税抜運賃:20,000円
  • キャンセル時期:搭乗日の45日前(購入後〜45日前の枠)
  • ANA取消手数料:20,000円 × 約20% = 約4,000円
  • エアトリ取消手続手数料:2,800円
  • 合計負担:約6,800円(返金額 約13,200円)

新運賃:スタンダード運賃で27日前にキャンセルした場合

  • 片道税抜運賃:20,000円
  • キャンセル時期:搭乗日の27日前(27日前〜出発時刻前の枠)
  • ANA取消手数料:20,000円 × 約30% = 約6,000円
  • エアトリ取消手続手数料:2,800円
  • 合計負担:約8,800円(返金額 約11,200円)

上記は片道単独予約のシミュレーションです。往復で購入した場合は予約記録全体に対して取消手数料が計算されます。往復予約時の変更・キャンセルルールの詳細はANA国内線の変更・キャンセル料を往復・片道別に解説をご覧ください。


エアトリ経由予約のキャンセル特記事項

エアトリ経由でANAの国内線航空券を購入した場合、ANA直営とはいくつか異なる点があります。

エアトリ取消手続手数料2,800円(税込)が別途かかる

ANAの取消手数料とは別に、エアトリの取消手続手数料として1名につき2,800円(税込)がかかります。全額返金されるケース(フレックス運賃の出発前キャンセルなど)であっても、この2,800円は返金されません。

取扱手数料・事務手数料は返金対象外

航空券の購入時にエアトリが收取した取扱手数料や事務手数料は、航空会社都合の欠航であっても返金対象外です。悪天候や機材故障で便が欠航した場合、ANAの運賃部分は全額返金されますが、エアトリの手数料部分は返ってきません。

コンビニ決済の返金時は振込手数料760円が顧客負担

コンビニ決済で購入した航空券をキャンセルした場合、返金は銀行振込になります。この際、振込手数料760円が返金額から差し引かれます。たとえば返金額が10,000円の場合、実際の入金は9,240円です。

クレジットカード決済の返金フロー

クレジットカード決済で購入した場合は、キャンセル後にカード会社を通じて返金処理が行われます。通常、キャンセル手続き完了後翌月または翌々月のカード請求で相殺または返金されます。カード会社の締め日タイミングにより、返金反映まで数週間かかる場合があります。


ANAのキャンセル手続き方法

エアトリの予約確認ページからキャンセル

エアトリ経由で購入したANA航空券は、エアトリの予約確認ページからキャンセル手続きを行います。ANA直営サイトからのキャンセルはできないため注意してください。

エアトリの予約確認ページにアクセスし、該当の予約を選択して「キャンセル」をクリックします。キャンセル完了前に取消手数料の内訳が表示されるので、内容を確認してから手続きを進めてください。

キャンセル手続きはエアトリの予約確認ページから行えます。ANAの搭乗手続きやチェックイン方法の基本についてはANA国内線の搭乗手続き完全ガイドも参考にしてください。

入金前ならキャンセル料金は不要

コンビニ決済などでまだ入金していない状態であれば、キャンセル料金は一切かかりません。入金期限前にキャンセルすれば、全額無料で取り消せます。入金期限が近づいて迷っている場合は、一度入金を見送ってキャンセルするのも選択肢の一つです。

ANA FLEX・フレックス運賃は変更も可能(キャンセル前に検討)

ANA FLEXや新運賃のフレックスは、予約変更が無料で可能です。キャンセルして買い直すよりも、日程や便を変更する方がお得になるケースが多くあります。とくにフレックス運賃は当日まで変更可能なため、キャンセルする前に変更で対応できないか検討してみてください。


2026年5月19日システム変更に関する注意点

ANAは2026年5月19日搭乗分から国内線の旅客サービスシステムを刷新します。これに伴い、以下の制約が生じます。

5月18日までの便を5月19日以降の便に変更不可

2026年5月18日までの搭乗便を、5月19日以降の便に変更することはできません(逆も同様)。これは予約変更が可能な運賃(ANA FLEXやフレックスなど)であっても適用されます。

例えば、5月15日のANA FLEXで予約していた便を5月20日に変更したい場合、変更ではなく一度キャンセルして新たに予約し直す必要があります。この場合、所定の取消手数料がかかります。

確認番号から航空券番号への移行について

システム刷新に伴い、従来の「確認番号」による予約確認が終了します。5月19日以降の搭乗便については、eチケットお客様控えに記載される予約番号(英数字6桁)または航空券番号(数字13桁)で予約を確認します。キャンセル手続きの際もこれらの番号が必要になるため、eチケットお客様控えを保存しておいてください。

5月19日以降の新運賃の詳細な仕組みについてはANA新運賃とは?2026年5月19日からの変更点まとめもあわせてご覧ください。


まとめ:ANAのキャンセル手数料を安く抑えるポイント

ANAの国内線航空券をキャンセルする際、手数料をできるだけ安く抑えるためのポイントをまとめます。

早めのキャンセルが原則

どの運賃でも、キャンセルが早いほど手数料は安くなります。新運賃(スタンダード・シンプル)なら45日前までが最も安く、28日前を過ぎると手数料が一段上がります。現行のANA SUPER VALUEなら62日前までが無料です。

運賃選びの時点でキャンセル可能性を考慮する

予定が変わりそうな場合は、シンプル運賃よりスタンダード運賃、さらに余裕を持たせたいならフレックス運賃を選ぶことで、キャンセル時の負担を大幅に減らせます。航空券代の数千円の差が、キャンセル時の数千円〜数万円の差を生むことがあります。

変更可能運賃ならキャンセルより変更がお得なケースも

フレックス運賃やANA FLEXなど、変更が無料の運賃をお持ちなら、キャンセルせずに別の日程や便に変更することをまず検討してください。変更手数料がかからず、運賃差額のみの調整で済みます。

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